gakugei_today

建築・まちづくり・コミュニティデザインの学芸出版社です。最新情報をお届けします。

連続トークイベント「カフェという場のつくり方」第3回 山納洋さん×西村佳哲さん×馬場未織さん(代官山蔦谷書店)

代官山T-SITEでの「カフェという場の可能性」には、雨の降る中、約50名の方にお集まりいただきました。会場の代官山蔦屋書店は、昨年12月にオープンした「文化の森」。本、映画、音楽が集まる3棟を世界の雑誌を並べた「マガジンストリート」が貫き、本に囲まれたラウンジやカフェでは店内の書籍をゆっくり読むことができます。そんな本好きの天国のような書店のカフェスペースで、今回のトークイベントが実現しました。

山納さんと西村さんのつながりは、山納さんがメビック扇町時代にワークショップをお願いされたことが始まりだそうです。その後、奈良県図書情報館でお二人のトークセッションをもたれています(詳細は『自分の仕事を考える3日間Ⅰ』を参照)。今回は西村さんに「聞き役」として様々なお話を引きだしていただきました。

馬場さんは、ご自身が代表を務めるNPO南房総リパブリック」が目黒区洗足にカフェを出そうとしたときに、メンバーと一緒に図面を持って山納さんに相談に行かれたそうです。山納さんの「これならいけますね」の一言が馬場さんたちの背中を大きく押したとのこと。山納さんは「カウンターがあった方が良い」「カウンターには野菜を並べてお客さんとの距離をとるのではなく、コミュニケーションの場に」とアドバイス。これが「大正解でした」(馬場さん)。

後半は、馬場さん、山納さんに、カフェの運営などの活動を通して見えてきたことをお話しいただきました。馬場さんがカフェを続けるポイントとして「お客さんの声を拾いあげていくこと」を挙げられたこと、山納さんがモチベーションのありかとして「自分よりもカフェをやりたい人、場所さえあればすぐにでもカフェを始められる人と一緒に店を回していくのを楽しんでいる」と言われたことが印象的でした。ちなみに、馬場さんによると山納さんの前著『common cafe』は具体的な店舗運営のデータまで載った「バイブル」で「これなしでは洗足カフェはできなかった」そうです(開業志望者は必読!)。

今回もトーク後のサイン会には長蛇の列が。開業・場づくり志望の方が多く、個別相談会の趣きでした。

ご好評をいただいた連続トークイベントはこれで一旦終りですが、今後も企画の芽がありますので、請うご期待!イベントを主催してみたい方からのご連絡もお待ちしております。

広告を非表示にする